ボギー、ダボからカムバック 松山英樹「きっかけが見え始めている」 - ゴルフダイジェスト・オンライン
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◇米国男子◇ビビント ヒューストンオープン 2日目(6日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇7432yd(パー70)
松山英樹が次週に迫った「マスターズ」直前の試合で、予選落ちのピンチを切り抜けた。
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グリーン左からの寄せがオーバーした4番でボギーを先行。続く5番も真っすぐピンへ向かったセカンドショットが硬いグリーンで跳ねて奥にこぼれると、3打目のアプローチが傾斜を上り切れずに戻ってきた。4オン2パットのダブルボギー。2ホールで3つ落とし、カットラインが気になるポジションでのプレーを強いられた。
初出場のコースは多くのホールが砲台状になり、グリーンを外したときの難度を引き上げている。「状態がいい時だったら、なんてことないシチュエーションばかりだった」と振り返りつつ、「それが“なんか嫌だな”って雰囲気に自分で思っちゃっている」。高い技術を誇るショートゲームにおいて、メンタル面で微妙な揺らぎがあったという。
それでも、2オンに成功した8番(パー5)で10mのイーグルトライをしっかり寄せてタップインバーディ。9番(パー3)は1m弱に絡めて米本土の試合では8カ月ぶりに会場入りしたギャラリーから拍手を浴びると、折り返しの10番も4mを流し込んで3連続バーディを獲り返した。
終盤はバーディの直後にボギーと一進一退のプレーが2度あったが、通算イーブンパー26位。まだまだ上位をうかがう位置で予選を通過し、「10番くらいから13番、この4ホールがすごく大きかった」。パッティングへの手応えを口にしつつ、「気を抜いているとすごく悪くなるんで、いまやっていることを続けられるように」と表情を引き締めた。
フェアウェイキープ率(69.23%)、パーオン率(66.67%)とも前日から数字を上げ、「ちょっとしたきっかけが、ショット、パットともに見え始めている」とうなずく場面は増えてきた。
「もう少しショートゲームがうまくいけば、ピンを攻められると思う。しっかり“つなぎ”ができるようにしたい」。2020年最後のメジャーに気持ちよく向かう意味でも、納得のプレーを組み上げていく。
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