三屋裕子×稲葉繁樹 日本バスケの行く先を考える「一生懸命にボールを追う選手たちの姿をどう届けていくか」 - バスケットカウント

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三屋裕子×稲葉繁樹

8月16日、公益財団法人日本バスケットボール協会は『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』を実施した。国立代々木競技場 第一体育館に各カテゴリーの日本代表候補選手を集めてゲームを実施。公式戦ではなくルールも変則ではあるが、選手たちは久々の試合形式でのプレーとあってひたむきにボールを追い、ディフェンスし、シュートを打った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客となったが、配信を見て「元気をもらえた」と感じたバスケファンは多いのではないか。コロナ時代になっても、スポーツが持つ力の価値は変わらない。ただ、スポーツが持つ力をどう生かすかという点においては、これまでとは違った方法論が必要となる。日本バスケットボール協会の三屋裕子会長と『バスケット・カウント』プロデューサーの稲葉繁樹は、その『新たな方法論』を模索する。

稲葉繁樹(いなば・しげき)
1981年生まれ、福岡県出身。『バスケット・カウント』プロデューサーにして運営会社である株式会社ティーアンドエス代表取締役社長。デジタルコンテンツ、映像、広告、音楽、イベントなど、ジャンルを問わず多角的に活動する。草バスケプレーヤーであり、20年来のブルズファン(足元に注目)。お寿司大好き。

「戦略的に動いた部分と神様の贈り物のようなものが合わさった」

稲葉 私は田臥勇太選手や青木康平選手と同い年で、もともと小学校からバスケをしていたのですが、高校1年で辞めてしまっています。日本にプロリーグがなく、バスケをやる子に目指すべき場所がなかったのは大きかったです。それを考えるとBリーグができて、川淵三郎さんや三屋さんの尽力でバスケが盛り上がっていることにすごく感謝しています。これまで長く起きなかった、日本のバスケ界にポジティブな変化を起こすことができた理由を今日は教えてもらいたいと思います。

三屋 私がバスケ界に来た時、女子はそもそも世界で戦っていける実力がありました。FIBA女子アジアカップの4連覇や、オリンピックやFIBA女子ワールドカップなど世界大会でも世界と対峙しています。その前にはFIBAから国際資格停止処分を受けていて、川淵さんを始め我々の中では、Bリーグの立ち上げもありましたけど、女子の日本代表をオリンピックに出すために、早く処分を解除させなければ、という気持ちがありました。解除に向けてはそれが大きなエネルギーになりました。

稲葉 処分解除からオリンピック、Bリーグ開幕と、良い流れができた印象です。男子の日本代表もそこから変わりました。

三屋 東京オリンピックを考えて、女子はその時点で良いチームになっていたので大丈夫だろうという思いがありました。では男子の強化をどうするか。それはFIBAとのコミュニケーションを密にやり始めたタイミングでもありました。まず目標としたのは東京オリンピックの開催国枠です。オリンピックに参加できるのは12カ国しかないので、FIBAワールドカップでベスト16に入るぐらいの実力があると認めてもらう必要がありました。そのために何をするのか、認められるためには具体的にどうしたらよいのかをFIBAと折衝しました。

稲葉 オリンピックの開催国枠を適用するかどうかはFIBAの判断が必要だったわけですが、FIBAの立場からすれば東アジアのマーケットは重要で、その部分で日本が頑張ることも大事になりますね。

三屋 日本代表の強化には全力で取り組みますが、我々としては強くなるのを待つわけにはいかなくて、FIBAが開催国枠を認めるところにどう持っていくかでした。2017年に長野県で東アジアバスケットボール選手権大会(東アジア選手権)を開催したのも、FIBAが考えているアジアのマーケット拡大を日本なりに押し進めていく姿勢を見せる意味で重要でした。だからFIBAも日本に対して協力的に接してくれたのだと思います。

稲葉 2017年の東アジア選手権は長野市のホワイトリングでの開催でした。時期的にはフリオ・ラマスが指揮を執る前のことで、現在の強化スタイルに向けて動き始めたばかりの時期でしたからね 。

三屋 準決勝のチャイニーズ・タイペイ戦に負けた時に「お前ら、勝つ気あるのかよ!」という言葉がスタンドから投げ掛けられたのを覚えています。あの頃はきれいなバスケにこだわってる感じで、アグレッシブに戦う姿勢がなかったとは言いませんが、それが見ている側に伝わってはいませんでした。Bリーグができたことで外国籍選手のレベルも上がり、そこで揉まれることで選手たちが強い当たりに負けないようになってきたと思います。

稲葉 そこから始まって、FIBAワールドカップ予選を戦う中で日本代表も激しい戦いが次第にできるようになりました。「強くなるのを待つのではなく」という三屋さんの姿勢は当然ですけど、予想に反してと言うべきか想像を上回ってと言うべきか、八村塁というタレントの登場もあって、チームは一気に強くなりました。

三屋 八村がアメリカで揉まれて育ってくれたのは、私たちにとっては本当に大きくて神様に感謝したいぐらい(笑)。ニック(ファジーカス)が帰化を決断してくれたこと、東野(智弥)技術委員長が海外でプレーする日本のパスポートを持つ選手を発掘したことも大きいです。戦略的に動いた部分と神様の贈り物のようなものが合わさり、FIBAワールドカップ予選で4連敗後に8連勝することができました。それを認めていただき、5人制の男子については開催国枠が与えられました。

稲葉繁樹

「ローカルメディアが地元のアイデンティティを生かす」

三屋 Bリーグができたことで、スポーツビジネス的な見方でメリットは大きいと思いますが、JBAの視点からするとファンの方々が代表戦でもホームの雰囲気を作り上げようとしてくれるようになったことはすごくありがたいです。

稲葉 東アジア選手権は現地に行って見たわけではありませんが、失礼ながら当時は日本代表が国際大会をホームでやると言っても、大した盛り上がりは感じられなかったように思います。むしろ、そこからのスタートでしたね。

三屋 実際そうでした。東アジア選手権の時は、試合をやっていても観客席はシーンとしている。正直な話、会場に来ている関係者の方々に私から「声を出して盛り上げてもらえませんか」とお願いしたぐらいです(笑)。私たちとしてもホームで試合をやるためにどうアピールしていくのかが分かっておらず、3年かけて学んできました。

稲葉 それが去夏にはさいたまスーパーアリーナでの3試合が満員御礼ですよ(笑)。選手にとってはありがたい環境になりました。三屋さんをはじめ、皆さんのご苦労があってのことだと思います。ですがこうして粛々と進めてきた中で、新型コロナウイルスでオリンピックは延期となり、いろいろ変化が必要となりました。現状では何が一番の痛手ですか?

三屋 かなりのボディコンタクトがある競技なので、選手の安心を担保するのは簡単ではありません。でも、むしろコロナがあったからこそ劇的に進められたことがあると私は考えたいです。リアルだと5000人規模のアリーナには5000人、代々木第一体育館でもおよそ1万人しか入れません。ですが今回の『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』では、配信で75万視聴数で、本当に多くの方々に見ていただけました。映像配信の工夫はもっとしていきたいし、もっともっと多くの方に見ていただきたいのですが、今回のことが急に準備できたのはコロナがあったからこそです。

稲葉 外資系の広告代理店の仕事をしていた時代に、サッカーのブラジル代表選手を使って冷蔵庫の広告を作ったことがあるのですが、広告が出たらその冷蔵庫が瞬殺で売り切れました。スポーツの力はすごいとあらためて感じた出来事で、日本のバスケでもそういったスポーツの力をもっと活用できればと思います。日本代表となると定期的に活動するわけではないのでタイミングが難しいのですが、また富山のメディアが地元出身選手である八村、馬場をアピールしたように、これから地域のローカルメディアが地元のアイデンティティを生かすような形でスポーツの持つ力をアピールしていければと思います。

三屋 そうですね。それぞれの地元にちゃんと「バスケ、やっているよ」という情報を届けたいです。メディア戦略はローカル局さんとのタイアップも含めて、注力したいと考えています。ローカルで言うと高校野球の甲子園が一番身近ですよね。私は地元が福井なんですけど、福井県のチームはやっぱり応援します。ウインターカップも春高バレーも、自分の街の高校が出ているのは良いですよね。その根っこには郷土愛、自分のアイデンティティがあります。

稲葉 海外の仕事ばかりやっていると日本人としてのアイデンティティをだんだん失っている気がして、帰って来て最初にやった仕事が日体協(日本スポーツ協会)のブランディングでした。当時の理事長から与えられた宿題が、「スポーツの良さは数字では計れない」だったんです。日体協を支えているスポンサー企業の会長からも、「そういう数字に表れない部分が好きで、スポーツに協賛している」と言われて。そこで作ったのが『日本フェアプレイ大賞』です。国体もリブランディングのタイミングで、勝ったから表彰されるだけでなく、数字では計れないフェアプレイを評価したいと思って始めました。バスケも同じで勝ち負けや数字では計れない魅力、見えないけれどバスケの持つ良さがあると思います。

三屋 やっぱりスポーツの本質的な魅力として、シュートの瞬間であったり勝った瞬間に、全く知らない隣の人と一緒に立ち上がったり拍手したり、ハイタッチしたりと、観戦することで一体感が味わえますよね。私はバレーボールだとコートの中にいた人間なので、試合を見ていても粗探しをしてしまうのですが(笑)、バスケだと一人の観客としてワーッと盛り上がれます。そこで選手や他の観客と気持ちを共有できるのがすごく面白くて。それがコロナの時代でリアルの良さが体験できなくなると、どうやって魅力を伝えたらいいのかは悩みどころです。でも今回の『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』をやって、配信でも可能なんだと手応えを得ることができました。

三屋裕子

「スポーツで身体を動かすことにはすごい力がある」

三屋 スポーツの力がどれだけ大きいかを感じる経験は今まで何度もあります。その一つが筋ジストロフィーの患者さんをサポートする知り合いのお手伝いで、そこに行ったんです。その子はギュッと力が入って手が開かなかったのですが、その子にプレゼントでボールを渡した時に、ぱっと手が開いたんですよ。他人が力で開かせようと思ってもできないのに、その子の「ボールを触りたい」という思いが勝るんですね。それは私の中ですごく大きな経験です。

稲葉 三屋さんは被災地訪問など積極的に活動されていますよね。東日本大震災の後、ボランティアで行っていた福島でお見掛けしたことがあります。

三屋 震災から1カ月後ぐらいに福島にて活動した時は、最初は皆さん着の身着のままで目も合わせてくれないのですが、コミュニケーションを取るうちに「身体を動かしてみましょう」とお誘いすると、それまで無表情だったお年寄りの方が、軽くストレッチをすると「いててて」と痛がりながらも笑みが出ます。柔らかいゴムボールを使ってストレッチをしたりパスをしたりするうちに、おじいちゃんおばあちゃんが一生懸命にボールを追って笑顔になるんです。その瞬間だけかもしれませんが、震災後の怖いことや不安なことを忘れてボールを追い掛けられるんです。

稲葉 まさにスポーツの力ですよね。それがボールだとなお良くて、ボールがこっちに来たら、その瞬間にどうキャッチするかを考えるので、悩んでいる場合じゃなくなりますからね(笑)。

三屋 『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』でも同じことが起きたと思うんです。コロナでみんな「この先どうなるんだろう」という漠然とした不安が頭にあると思いますが、そこで選手が一生懸命プレーする姿をお見せすることで、ファンの皆さんに「なんか元気が出た」と感じてもらえる。そう考えると私たちがやるべきことは、一生懸命にボールを追う選手たちの姿をどう届けていくかになります。思わず見入ってしまうようなプレーをするのは選手たちの仕事。それをたくさんの人たちにお届けするのが私たちの今のチャレンジになります。

稲葉 見てもらうのが一番ですし、もっともっとたくさんの人に届けたいですよね。三屋さんの思いに共感してくれる人を増やして、バスケにかかわる企業も増やしていきたい。今はまだバスケに興味がない人たちにも魅力を届けることが必要になります。今回は『全国学生フリースローチャレンジ』でご一緒させていただきましたが、もっともっと仕掛けていきましょう。三屋さんにはもっともっとバスケの魅力を発信すべくいろんな取り組みを頑張っていただいて、我々メディアはそれを記事にして配信していきます。そのための企画も考えていきますね。

三屋 バスケと企業がコラボレーションすることでどんなケミストリーが起きるのか、という見方ができればすごく良いですね。どうしてもバスケは学校体育のイメージが強いですが、それだけではなくて、体育や学校などで取り組むこととはまた別に、誰でもがいつでもバスケに触れられる環境になれば良いと思います。アメリカみたいに各家庭の庭にゴールがあるとか、街を見回せばあちこちにゴールがあるとか。バックボードにネームを入れたら、シュートを打つ時には必ず見えるから良いですよね。今も広い空き地を見るたびに「ここにコートを作れないかな」と思います。今までと違う発想をすればそういう場所も作っていけるだろうし、いろんな仕掛けをしていきたいです。

稲葉 今後もこれまで以上に一緒になって、バスケを盛り上げていきましょう。

三屋 是非そうしましょう。よろしくお願いします。

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