【単独取材】小関裕太 コロナの影響を受ける中「今だからこそ、今しかできないものってある」 - フジテレビュー!!
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現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言は全国的に解除されたものの、音楽ライブや舞台上演などを始め、ほとんどの芸能関連の興行はいまだ延期、または中止となっているものが多い。
俳優の小関裕太もそうした影響を受けた一人で、7月から9月にかけて全国を巡って上演予定だった主演ミュージカル「四月は君の嘘」は全公演が中止。
ブログを通じて小関は「覚悟はしていたけど、いざなくなってみると大変な喪失感です」「1年以上前からこの作品に向かって身体の準備をしてきて、役作りもできて、あとは稽古に入るのみでした」と無念さをにじませながらも、「いつかこの想いが報われますように」と何とか前向きに捉えようとしている姿勢をうかがわせた。
そんな中、小関がフジテレビュー!!の単独インタビューに応じた。まずは3月から2度に渡って発売記念イベントが延期になってしまっている、カレンダーについて話してもらった。本来であればファンに直接伝えたいところであったが…さまざまなアイディアを凝らした“作品”とも呼べるカレンダーとは?
毎年、新しいチャレンジをしたい
――今年度のカレンダーのテーマは“笑ってない小関”だそうですが、このテーマに至った経緯を教えてください。
今、とてもありがたいことに毎年、自分のカレンダーを出させてもらえて、それをいろんな人に楽しんでもらえる環境にあって。であるならば、毎年、新しいチャレンジをしたいなって思っているんです。
それで、これまではこの人と一緒にやってみたい、っていう写真家さんや、アートディレクターさんにお願いすることでコンセプトを変えてきたんですけど、今年はそれに加えて、らしくない小関というか、受け取った人が「おっ!?」ってなるようなものがほしいって思ったんです。そういうキャッチーなものを探している中で、“笑ってない小関”だけのカレンダーって今までなかったな、って。
――確かに、小関さんには“笑顔”のパブリックイメージが強いので、意外な印象を受けました。
自分でもそう思うんですけど(照笑)、周りのスタッフさんからも言われるし、雑誌とかに出させてもらうときも笑顔を求められることが多いんです。だから笑っている僕はよく見せているので、カレンダーを買ってくださるような、コアに応援してくださってる方には、それとは違う面をお見せできたらな、っていう思いもありました。
――もう一つ“一緒に写る壁や、物、自然の素材感を邪魔しない無機質感”にもこだわったとブログに書かれていました。昨年、ご自身で撮影した写真集「Kiitos! [キートス]」を出版したとき、被写体は“もの”が多くて、無機質なんだけど、逆にそこから感じるエネルギーのようなものに惹かれると話していました。今回の“無機質”もそれとつながるところはありましたか?
それはすごくあります。僕が撮るのは“もの”が多くて、“もの”だから、実際にそこに感情があるわけじゃないんだけど、ちょっとした画角だったり、光の差し方だったりの違いで、まったく違うものが見えてくるんです。
例えば、おなじ“もの”を撮ったとしても、強い光が入ってきていたら朝を感じたり、薄暗かったら寂しく見えたり、そういう無機質な“もの”が見せる面白さってあるなと思っていて。それを意識して撮ってるわけじゃないんですけど、撮ったものから感じるんですね。今回のカレンダーも映っているのは人ですけど、その感覚はリンクしていると思って作っていました。
――“笑ってない”“無機質”以外のこだわりは?
衣装のセレクトをあえて僕のことをよく知っている方ではなくて、主にファッションショーのステージなどで活躍されている方にお願いをしました。なので、いつも僕が着ていそうなものではない感じになっています。ちょっと尖ったスタリングになってますね。
――普段の小関さんにはナチュラルなイメージがあるので、そこも意外なところですね。
作品全体としてファッション感は意識していて、色や素材にもすごくこだわってます。最初に“笑ってない”というテーマを決めて、そこからクリエイターの方々に集まっていただいたんですけど、スタイリストさんにもそのテーマでいろいろ持ってきてもらって。
そこで具体的にどういう方向性がいいか、という話をしたときに、基本を白、黒、グレーのモノトーンと、そのスタイリストさんの僕のイメージが青ということで、青を加えて、そこでバリエーションを作るってことになりました。色じゃなくて、デザインや素材で違いを見せています。
これだけ聞くと、表情も色も少ないからバリエーションがないように感じてしまうかもしれないんですけど、もちろんそんなことはなくて、12ヵ月12色楽しめます。今回は自分たちが決めたテーマの中でバリエーションを作るという楽しみ方ができました。引き算で作ったカレンダーです。
――すでに手元に届いた人からの反応は?
嬉しいことに僕が考えていたような、新しいね、っていう反応をしてくださった方が多かったです。今、こうやってカレンダー制作っていうのが一年に一回あることは、僕の中でも大事な存在になっていますね。
角川監督に自分の知らない自分を引き出してもらいました
主演ミュージカル「四月は君の嘘」は残念ながら中止となってしまったものの、秋には出演作、映画「みをつくし料理帖」(10月16日(金)全国公開予定)の公開を控える。
原作はシリーズ累計400万部を突破した作家・髙田郁氏による同名ベストセラー時代小説。江戸に出てきた大坂出身の料理人・澪(松本穂香)が、江戸の味に馴染めず試行錯誤の日々を過ごしながらも、料理を通じて成長いく姿を描く。小関は澪を温かく見守る町医者・永田源斉を演じた。
昭和を代表する映画監督である角川春樹が、自ら最後の監督作と公言もしている本作で感じたことを話してもらった。
――今作に出演した印象を教えてください。
やはり角川監督とご一緒できたことはすごく大きかったです。これまで多くの作品を作ってこられた方だけに、こだわりもたくさんあって、それだけ話し合いをさせていただく時間も多かったです。
監督が思う源斉があって、僕にもこういう源斉にしたい、という部分があったので、年齢や立場を超えてディスカッションさせていただきましたが、僕がわかりきってなかったというか、現場では自分のお芝居に対して反省をしていた部分が、スクリーンでは払拭されていたんです。新しい自分になっていたんです。伝えるのが難しいんですけど、源斉の中に小関裕太がいないというか、僕であることがわからない僕になっていて。
それを見て、現場で厳しく言っていただいたことなんかのすべてが良かったなって思えたんです。監督に自分の知らない自分を引き出してもらいました。角川マジックだなって(笑)。
――そういう経験はこれまでになかったことですか?
これまでは現場で納得しながらやれている感覚があったので、あまり悪い意味での反省点はなかったんです。これはこれで良かった、とか、こういう風に上手くいったな、とか、そんな風に思うことができていたんですけど、今回は自分がイメージしていた源斉を演じられていなかったから、予想がつかない感じだったんです。けどそれが、スクリーンで見てみると「源斉先生だ!」と思えるものになっていて。すごくキャラクターが立っていたんです。
源斉は原作からの設定で言うと、侍の家系にあって、厳しいしつけを受けて育ってきたんだけど、偉い人だけが医者に診てもらえるという状況に納得できずに、家を飛び出して町医者になるんです。
だから、本来は上流社会にいる人で、常に刀を携えているし、年齢的には僕の何個か上ぐらいの設定なんですけど、年齢以上にどっしりとしていて。その感じがスクリーンから現れていて、自分で言うのもあれなんですけど、それがすごく良かったんです。ザ・日本映画という感じがしました。
――私たちも見たことのない小関さんが見られるんですね。
はい(笑)。楽しみにしていてください。あと個人的に窪塚(洋介)さんとご一緒できたことが大きくて。窪塚さんは僕の中のフィルムスターで、高校生のときに「Laundry」(2002年公開)という映画をよく見ていたんですよ。
ずっと憧れていた人のうちの一人で、そんな方と、共演できるなんて考えたこともなかったので。窪塚さんと一緒に自分の名前が並んでいるのを見たときは感動しました。
現状だと映画館に来て見てほしいと言っていいのか、まだはっきりとわからないですけど、この作品はできれば大きなスクリーンで見てほしいですね。
振り返ったときに、思い出として話せるように
今回のコロナ禍によって、多くの人がそうであったように、小関も自宅で過ごす時間が圧倒的に増えたという。そんな中で、頻繁にインスタライブを行い、そこでコラボレーションをしてみたり、5月15日からは、毎日18時に、自分が取り組んでいる作品づくりの進捗を報告するSNSを発信してみたりと、積極的な活動をしている。
そのような活動をするに至った経緯や、現在のリアルな心境について聞いてみた。
――この状況下をどんな気持ちで過ごしていますか?
何もしないで家にいると考えごとをたくさんしちゃうんですよね(苦笑)。何をすべきなんだろう、とか。周りの役者さんたちもすごく考えていると思うんですけど、僕は人一倍考えてしまうのかなって。今回のカレンダーもそうですけど、もともと役を演じるというお仕事以外にも、ものづくりをしたいという欲があるので、何ができたら面白いんだろう、とかも考えています。
――この期間でインスタライブをする方も増えていますが、小関さんは特に異業種の方とコラボレーションなど、面白い試みをされている印象があります。始めたきっけかは何でしたか?
これには一つ大きな理由があって。もともとは何もしない、という選択肢もあったんですけど、僕のきょうだいがわりと地方に行く機会が多い仕事をしていて、特にこの時期は急に仕事がなくなったりして、何もやれないけど地方に滞在しなきゃいけない、とかもあったみたいで。
そんなときは、外出もできないからずっと閉じこもってないといけなくて、どんどん落ち込んでしまうんだけど、インスタライブを流しているだけで寂しさが紛れると言ってて。それが面白いか、面白くないかは関係なく、同じ時間に誰かが何かをしているのが感じられるだけでも違うと。
それを聞いて、僕自身も寂しさを感じるし、どうしたらいいかわからない状況にはあるんだけど、自分が何かをすることによって、誰かを、一番は自分の身内を、楽しませることができる時間があるんだ、ってことを知って。これはやってもいいのかな?と思ってやり始めました。
――実際に始めてみて気づいたことはありますか?
蓋を開いてみると、なんでもやれる、チャレンジをしやすい時期なんだと思いました。自分にとってもそうですし、応援してくださっている方にとっても、新しいコミュニケーションの取り方だったり、場所だったり、エンターテインメントが生まれやすいのかな、って。
料理家のムラヨシ マサユキ(@m.murayoshi)にフレンチトーストの作り方を教えてもらうインスタライブを配信したんですけど、見てくださった方たちが一緒に勉強して、一緒に楽しめた感じがあったんです。
(料理の配信は)役者っぽいことではないんですけど、NHKの番組で同じようなことをしていたし、それを見てくれる皆さんが楽しんでくれて、誰かを傷つけるようなことでなければ、やってもいいのかな?って思えたんですよね。一緒に同じことを楽しめたことで、(ファンの)皆さんとの距離が近づいた感じがしました。
――実際には会えないから距離ができているはずなのに、逆に距離感が縮まるって素敵な発見ですね。
一緒に楽しめたこともそうなんですけど、僕にとってもこの期間をどういう風にしたら楽しめるんだろう?っていうのは一つの課題だったので、それを一緒に乗り越えた感じもありました。一緒に踏ん張っているんだな、というのは、近くなれたからこそ、感じられたことですね。
――毎年、誕生日(6月8日)付近に、ご自身で企画したイベントを行っていますが、今年はどんなことを考えていたんでしょうか? 昨年は自分で撮った写真での写真展を開催されましたが、今回は難しそうですね。
本当はジャズライブをやりたかったんです。もともとジャズが好きなんですけど、今年はミュージカルも控えていたし、アーティストの方のミュージック・ビデオに出演させていただいたりする中で、実際にアーティストの方と関わる機会も増えていたので、今年は音楽に溢れた年にしたいな、ってところから、ジャズライブをやるのが目標だったんです。
(ミュージカルでの役柄が)ピアニストの役だったから、ピアノも練習していたし。ミュージカルの公演が落ち着く秋ごろには、上達して1曲ぐらいは皆さんにお見せできるんじゃないかなって。会場もいろいろ当たっていたんですけど、こういう状況になってしまったので諦めました。すごく悔しいです。とにかく悔しいってことが伝わってほしい(苦笑)。
去年から準備を始めていて、音楽を奏でるだけじゃなくて、僕の好きな写真からもジャズを探ってみようと思って、ジャズをテーマにした写真集を買い漁るとか。いろんな角度からジャズを研究していたんですけどね…。
でもそこは方向転換をして、今年はこういう状況だからこそできるクリエイティブを突き詰めたいなと思っています。今だからこそ、今しかできないものってある気がしていて。そういう意識で作っていこうと思っています。
こういう困難って、乗り越えられれば、振り返ったときに、思い出として話せるというか。普段、何か失敗したときも、そう思うようにしているんです。楽しい思い出ではないけど、全く何もないよりは、何かにはなれると思うんです。
確かに、今回のことは多くの方が被害に遭っていますし、そんな風に言うには大きすぎる出来事だとは思うんですけど。ただ、僕自身は振り返ったときに、こんなことがあったね、って、こんなことがあったからできたよね、って話せるような時間を過ごせるようにしたいと思っています。
――最後に読者の方へメッセージをお願いします。
先ほども言いましたけど、今は大変な時期だけど、新しいものが生まれやすい時期だなと。僕自身は前向きにこの時期を捉えています。
不安に思うことも多いし、精神的に滅入ってきて、毎日、同じことの繰り返しを家の中でやっていると、いろんなことが億劫(おっくう)にもなって、殻に閉じこもってしまう気持ちもあるんだけど、そんな中でも楽しめることをいろいろと考えているので。
カレンダーのイベントも、舞台も、誕生日のイベントもそうですけど、今はいつ、皆さんと直接お会いできる機会を持てるのかわからないんですけど、いつかそうやって会える日が来たら、そのときに話せるような思い出を作っていきましょう。
"それを見て" - Google ニュース
June 04, 2020 at 04:00PM
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