学ぶシニア生き生き ゆめさが大学30年 4校目・鳥栖校開校 - 西日本新聞
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講義や語らい定員超える人気
シニア世代の学びの場「ゆめさが大学」は本年度で開校30年目。実習を交えた講義や仲間との語らいの楽しさから毎回定員を超える応募があり、5千人に上る卒業生の一部はボランティア活動を行うなど活躍し、地域活動を担う人材育成の場にもなっている。9月には4校目となる鳥栖校も開校。「人生100年時代」に知識や経験を積んだ高齢者の活躍が社会で求められる中、元気なシニアに少しでもあやかろうと、アラカン記者が鳥栖校を訪ねた。
「足を上げようとすると難しいから、体を曲げてみて」「上手、下手は関係ない。楽しく踊れればいいんですよ」。9月中旬、鳥栖市社会福祉会館であった民踊実習。講師の舞踊研究家瀬山新子さんの声が響く。「まつの木小唄(こうた)」に合わせ、少し照れながら踊り始めた男性たちも体の動きが徐々に滑らかになっていく。「こんなにすぐ上手になるなんて」と舌を巻く瀬山さん。「曲がいいからね」「もう一回踊ろう」。受講者の声に笑いが起きた。
運営する県長寿社会振興財団によると、ゆめさが大学は1991年に県高齢者大学として佐賀市に開校し、2012年に今の名称になった。現在は佐賀、唐津、鹿島、鳥栖に2年制の大学と佐賀、唐津に1年制の大学院があり、「おおむね60歳以上」の男女700人以上が週1回、1日4時間、地域の歴史や暮らしの知識、文化や芸術、防災、健康、ボランティアなどを学んでいる。
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鳥栖校には現在、鳥栖市や三養基郡の51人が在籍。当初4月の予定だった開校は、新型コロナウイルスの影響で5カ月遅れたが、受講者たちは意欲満々だ。
同市神辺町の権藤孝一さん(74)は「新しい友達ができること。金では買えないからね」と魅力を語る。これまで佐賀校や大学院で学んできたが鳥栖校開校と同時に再入学。「歴史に介護、遺産相続の問題など勉強したいことはたくさん」と気力は衰えない。
ただ、コロナ禍で講義などに影響が出ている。グループ討論や、受講者同士が親睦を深めるバスでの校外研修は中止。演芸や作品を発表する学校祭を取りやめたところもある。
それでも鳥栖校最高齢で同市大正町の原マスミさん(84)は「講義の合間に若い人たちと話すだけで刺激になる。歴史の勉強に頑張りたい」と前向きだ。財団開発指導課の鷲崎秀行副課長は「半年お待たせした分、その意気込み、期待にぜひ応えたい」と話す。
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ゆめさが大学は地域活動の担い手育成という側面も大きい。卒業生だけで立ち上げたボランティアは30団体。施設慰問やそば打ち指導、緑化・環境保全など活動も多岐にわたる。地域や、既存のグループで活動する人も多いという。
「知識や経験を社会に還元し、感謝されることは生きがい、人生の充実感につながる」と財団の毛利明彦常務理事。「自分が何がしたいのか分からない人は多い。そんな人に地域社会にどう貢献するか、生涯をどう生きるかのヒントを与える場でもあるんです」
グループホームで働く同市江島町の塚本由紀子さん(61)は、待ちに待った“学生生活”に目を輝かせる。「ここで何かをつかみたい。鳥栖のこと、佐賀のこと、いろんなことを学び、知り、子や孫、みんなに伝えていきたい」。塚本さんの言葉にシニアのエネルギーと大きな可能性を感じた。 (杉野斗志彦)
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September 27, 2020 at 09:00AM
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