時期を間違えると“短命”に? 「高卒投手」は何年目から本格起用すべきか〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
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ロッテ、ヤクルト両チームとも投手陣が万全とはいえない状況だが、二人の将来を考えて大きく育てる方針で、一軍デビューはあってもシーズン終盤というのが現実的だろう。この二人に限らず、ここ数年高校生の特に投手は故障のリスクを考えて慎重に育てるケースが増えてきている。それは将来性を重視して指名した下位指名の選手だけでなく、佐々木や奥川のような目玉クラスの上位指名選手にもその傾向がみられる。果たして高校卒の投手は何年目で抜擢するのが妥当なのか、過去のデータから探ってみたいと思う。 まず2008年の統一ドラフト以降に入団した高校卒の投手で3年目以内に100イニング以上、もしくは40試合以上登板した投手を調べたところ、以下のような結果となった。 西勇輝(2008年オリックス3位):3年目に130回2/3登板 今村猛(2009年広島1位):2年目に54試合登板 国吉佑樹(2009年横浜育成1位):3年目に112回1/3登板 千賀滉大(2010年ソフトバンク育成4位):3年目に51試合登板 上沢直之(2011年日本ハム6位):3年目に135回1/3登板 釜田佳直(2011年楽天2位):1年目に112回1/3登板 大谷翔平(2012年日本ハム1位):2年目に155回1/3登板 若松駿太(2012年中日7位):3年目に140回登板 藤浪晋太郎(2012年阪神1位):1年目に137回2/3登板 田口麗斗(2013年巨人3位):3年目に162回登板 松井裕樹(2013年楽天1位):1年目に116回登板 二木康太(2013年ロッテ6位):3年目に116回1/3登板 小笠原慎之介(2015年中日1位):2年目に119回登板 アドゥワ誠(2016年広島5位):2年目に53試合登板 堀瑞輝(2016年日本ハム1位):3年目に53試合登板 種市篤暉(2016年ロッテ6位):3年目に116回2/3登板 今井達也(2016年西武1位):3年目に135回1/3登板 梅野雄吾(2016年ヤクルト3位):3年目に68試合登板 山本由伸(2016年オリックス4位):2年目に54試合登板 ドラフト時点での順位の内訳を見てみると1位が8人と圧倒的に多いが、下位指名と言われる5位以下でも育成枠含めて7人が名を連ねているという結果となった。そしてその下位指名の中から千賀、上沢、種市がエース格となっているのは非常に興味深いところである。
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July 29, 2020 at 02:13PM
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