『ドキュメンタリー沖縄戦』太田隆文監督インタビュー コロナ禍の今との共通点:紀伊民報AGARA - 紀伊民報

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 日本で唯一の地上戦が行われた沖縄戦から75年。沖縄戦では、徴兵されていない女性、子ども、老人までもが、戦場に駆り出され、多くの命が失われた。その当時を知る体験者、専門家の証言を中心に、米軍が撮影した記録フィルムを交え、上陸作戦から、戦闘終了までを描いた映画『ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶』が、今月25日〜8月21日まで、東京・新宿K’s cinemaにて公開されるほか、第七藝術劇場(大阪)、名古屋シネマテーク(愛知)、京都シネマ(京都)、桜坂劇場(沖縄)ほか全国各地で上映される。本作の太田隆文監督のオフィシャルインタビュー(一部抜粋)を紹介する。

【写真】体験者として登場する皆さん

 太田監督は原発事故の悲劇を描いた劇映画『朝日のあたる家』(出演:山本太郎)で話題となった。原発事故に続き、沖縄戦をドキュメンタリーで描く。ナレーションは、1945年にソ連軍が侵攻してきた満州で弾を受け、麻酔なしに弾を取り出したという体験を持つ、俳優の宝田明と、女優として人気を博し、東洋大学大学院で書いた論文を元に『きのこ雲の下から、明日へ』を上梓した斉藤とも子が務めている。

■多くの人が沖縄戦を知る機会がないことがわかりました

――本作の着想のきっかけを教えてください。

【太田監督】僕はもともと青春映画を作っていたんですが、『朝日のあたる家』という原発事故を題材とした社会派映画を作ったことで、それを見たスポンサーから「沖縄戦を体験した人たちの証言を中心としたドキュメンタリー作品を作って欲しい」という依頼が来ました。原発に次ぐ題材として、沖縄戦は前から興味があったので渡りに船で、企画がスタートしました。

――体験者と専門家の方々の証言が出てきますが、どういう方にお話を聞いたんですか?

【太田監督】完成した時に、沖縄戦に詳しい専門家の方が「監督、よくあれだけの人を探し出してインタビューしましたね! 今ご健在の方でベストのメンバーですよ」と言ってくださったんですが、実は手探り状態でスタート、いろんな方の紹介でお訪ねし、お話を伺うということを3年間続けたものをまとめたら、結果的にその道の第一人者と言われる素晴らしい方たちが揃っていたというのが本当のところなんです。映画の神様が導いてくれたんじゃないか? 引き合わせてくれたんじゃないか? そんな思いさえするくらいに、素晴らしい方々と出会えたこと。ありがたかったです。

 作品をスタートする前、沖縄戦のことを詳しく勉強をしてから取材しなくては!と思っていました。僕は本当に沖縄戦のことを知らないので、周りの友人たちにも聞いたんです。すると彼らも沖縄戦について知らない。考えたら、学校の日本史の授業では、沖縄戦を含む太平洋戦争は3学期になってから。卒業式間近でバタバタと終わってしまう。だから、誰もが知らない。映画でも沖縄戦を題材にした有名作品は少なく、『ひめゆりの塔』(リメイクを含め数本)と『沖縄決戦』しかないない。終戦記念日に放送されるドラマでも本当に少ない。だから多くの人が沖縄戦を知る機会がないことがわかりました。

 そこで僕自身が沖縄戦の歴史をしっかりと勉強するよりも、ゼロからスタートした方がいいのでは?と思えました。詳しく勉強すると専門的になり過ぎることがある。それより一般の人と同じレベルでスタートした方が、映画を観る観客の視点で取材ができる。例えばアメリカに住んでいる人にアメリカを案内してもらうと、現地の人はアメリカでは左ハンドルということはわざわざ説明してくれない。当たり前だから。でも、アメリカを知るにはそこからスタートした方がわかりやすい。沖縄戦も同じ。何も知らない状態からスタートして、少しずつ勉強しながら3年間取材。映画自体もそんな形にすれば、何も知らない人が見ても分かりやすい作品になる!と考えました。

――構成はどのように考えましたか?

【太田監督】取材を続けてわかったのは、沖縄戦は一言で言えないということ。真珠湾攻撃だと「日本軍がハワイを奇襲して、アメリカ軍に大きな打撃を与えた」と一言で言えるんですが、沖縄戦は、上陸作戦があり、首里城の戦闘があり、集団自決があり、対馬丸事件があり、いろんな事件や戦闘を全てまとめて沖縄戦なんです。ミッドウェーや真珠湾とはかなり違う。取材していくうちに気づいてさまざまな事件をできるだけ取り込み、沖縄戦の全貌が分かる構成にしました。

―― 劇中で「集団自決については話せなかった」という方もいらっしゃいました。終戦から75年で、体験者の方々も高齢となり、皆さんの証言を映像に収められたのは貴重なことだと思います。このタイミングで撮影ができたことについてはどう思いますか?

【太田監督】この映画は体験者の証言が中心。多くは高齢者。現在80代の方々は当時5、6歳。なので、細かな記憶がなく、後で親や兄弟から聞いた話で補足したとも聞きます。幼い頃の記憶なんです。現在90代の方は当時15歳くらい。中学生なのでしっかり記憶している。でも、年齢的に今もご存命の方は少ない。

 中でも集団自決=集団強制死の話は特に難しいものがありました。今も一切話さない方もいらっしゃいます。アメリカ軍に家族が殺されたということではなく、追い詰められ自らの手で家族を殺さなければならなかった方もいて、今証言すると生き残った人や関係者から「あいつがあんなことしなければ、***も生きていたのに…」と批判されたり詰められたりもする。本人も自責の念に駆られる重い十字架を背負っている。過去の話で終わらせることができないんです。だから、死ぬまで話せない。ただ、今回、そんな集団強制死について、お二人の方に当時のことを話してもらえました。

 他にも80、90歳になってきて、自分も先が長くないと思え、「語りたくなかったけれど、伝えておくべきじゃないか?」と思い、誰かに話したいという方もいたと聞きます。逆に、すでに亡くなっていてインタビューできなかった方もいます。そんな一人が大田昌秀元知事。鉄血勤皇隊(少年兵)として戦闘に参加された方です。本当にお話を伺いたかったです。ですが、地元の方が「今の時点で沖縄戦を伝えるベストの証言者を選択をしていますよ」と言ってくださるので、意義がある作品になっていればと思っています。

■緊急事態宣言が出た今の状況と、とても似ている

――この時代に公開する意義に関してはどう思いますか?

【太田監督】『ドキュメンタリー沖縄戦』と言うと「歴史の勉強」だと思われがちですが、新型コロナウィルス感染が大変なことになって緊急事態宣言が出た今の状況と、とても似ています。戦時中、政府は「飛行場を作れ、軍隊の手伝いをしろ!」と県民に指示するのに、ほとんど人件費も払わず補償もしなかった。今の政府は「店を閉めろ」「外出するな」「テレワークだ」「旅行へ行くな」「家で過ごせ」「熱が出ても4日間、自宅にいろ」と要請しますが、小さすぎるマスク2枚と10万円の寄付金のみ。PCR検査さえ、なかなかやってくれない。同じ構図です。

 いずれも「国民は政府に従えばいいんだ。でも死んでも知らないよ〜」みたいな対応。その背景にあるのは何か? 沖縄戦を見つめることで見えてきます。それは「歴史の勉強」じゃなくて、今の時代を見つめることになる。答えを過去で探すことができます。

――日本vs米国だけではなく、日本軍や教育の酷さにフォーカスしているように思いましたが、その理由を教えてください。

【太田監督】僕が沖縄戦と聞いた時、思い出したのは、住民が隠れるガマ(壕)に向かい米兵が火炎放射器を使う残酷な映像。ニュースで見ました。だから「沖縄の人たちは米軍に酷い目に遭わされた」と思っていたのに、体験者の証言を聞くと、アメリカ軍からも酷い目に遭ったけれど、日本軍からも酷い目に遭ったことがわかってきました。中には、アメリカ軍の方が親切だったと言うおばあちゃんもいます。飴やチョコレートをくれた。もちろん、アメリカの作戦ということでもありますが…。

 反対に日本軍は住民をガマから追い出したり、食料を奪ったり、「泣いている子どもを殺せ、米兵に見つかるだろ!」と親に命じる者さえいたそうです。結論を言えば、沖縄県民は、日本軍とアメリカ軍の両方に踏みつけられた。考えてみると、戦争というと「敵と戦うもの」と思いがちですが、自国の軍隊にもひどい目に遭う。それも戦争。そして沖縄戦は、住民の避難経路も考えずに遂行され、14歳から70歳までみんな動員された。その背景にあったのが軍国教育。そこを見つめないと、ただ、アメリカと戦ったというだけでは沖縄戦は見えて来ない。そこを追求することで「戦争」の本質が見えてくる。軍隊は国民を守らないと分かってきます。

――今日本では戦争はないですけれど、教育の話だとかは、今にも通ずると思ったのですが?

【太田監督】そうなんです。なぜ県民が犠牲になったか?というと、大きな理由は教育。「自分を犠牲にしても国を守れ」と教えることによって、死を恐れずに軍に協力する。そんな教育が戦争を推進した。今の時代と共通することがあります。あの当時の子どもたちは「大きくなったら兵隊さんになって国を守るのが日本人のあるべき姿!」と思い込んでいた。現代は「いい成績をとって、いい大学に入って、いい会社に入ると安定した生活ができる!」という優秀なサラリーマンになることを目指す。両方とも国策。優秀な兵隊を育てる。優秀なサラリーマンを育成する。「それ以外はダメだ」という風潮。当時「戦争は嫌だ」と言えば「非国民!」と罵倒された。今「勉強は嫌だ!」というと「落ちこぼれ!」と蔑まれる。しかし、軍国教育のために多くの犠牲者が出た。戦後の教育で日本は経済大国になったが、与えられたことしかできないサラリーマンばかり育てたので、20年を超える不況から脱することができない。新しいこと、違ったことができる人たちを育ててないので、アジア諸国にどんどん抜かれている。やっていることは戦前と同じ。なのに、どっぷり浸かっているので実感できない。沖縄戦を見つめることでそんなことも見えてきます。

――昨年沖縄で完成披露上映会を開催して、1000人以上の方に見ていただいたと聞きましたが、沖縄の方たちの反応はいかがでしたか?

【太田監督】ご高齢の方が多かったです。戦争を体験された方もいらっしゃったでしょうし、詳しく勉強されている方もいたので「これは違うぞ!」と言われないか?と心配だったのですが、3回の上映後、3回とも拍手が起きました。上映後に声をかけられて「作ってくれてありがとう!」「必ず全国で上映してくださいね、沖縄戦を伝えてくださいね!」と何人にも言われました。「多くの人に伝える」という映画の意味を感じました。例えば専門家の方が講演会をしても、1度に100人200人しか話せない。1年に何回講演できるか? でも映画は全国の映画館で公開できるし、何万にも伝えることができる。映画の力は大きい。テレビの力はもっと大きいけれど、なかなか沖縄戦を扱ってくれない。1度放送するとおしまい。映画は映画館以外でも上映できる。DVDやケーブル、ネット配信にも展開できる。沖縄の皆さんの思い、全国に伝えたいです。

――本作で特に注目してもらいたい部分はありますか?

【太田監督】これも沖縄の専門家の方が言ってくださったんですけれど、「沖縄戦のドキュメンタリーはたくさんあります。ただ1つの事件、1つの戦闘を詳しく描いたものが多い。『この作品を見たら沖縄戦全体が分かる』という作品は意外にないんですよ。約2時間で全貌がほぼ分かるのは今回の作品が初めてですよ」という評価をいただきました。また、監督である僕自身が知識ゼロからスタートし、勉強しながら制作したので、専門的になり過ぎず、中学生が見ても分かる内容になっています。「歴史を勉強する難しいドキュメンタリー」というつもりで作ってないし、悲しい話ばかりじゃなくて、途中に「へーそうなんだ」というエピソードも入れて、1時間45分、退屈せずにいろんなことが分かる作品。若い方にもぜひ見て欲しい。沖縄戦だけでなく、今の日本。そして未来が見えてくる作品。映画館で見ていただけるとうれしいです。

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