蝶野正洋、首の怪我から見えてきたこと 弱点と向き合うことで新しい自分を発見 - スポーツナビ

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 こんな俺もレスラー生活を続けるうちに少しずつ古傷が悪化して、いつのまにか怪我と共に生きるような辛い人生が始まっていた。

 俺の場合、致命傷は首の怪我だった。それである時期、試合を長期欠場して首の治療に専念したことがある。リングを長らく留守にすることには不安があったけど、あそこでメンテナンスをやっておいて良かったと心底思っている。

 徹底して怪我の治療にあたることは、目の前の不安を消すこと。心配事がひとつ減ると、気分が明るくなる。すると思いがけなく将来の展望も見えてくるものだ。

 スポーツマンにとっての古傷とは、サラリーマンにとっての積年の疲労のようなもの。怪我や疲労の管理とケアはしっかりした方がいい。スポーツは怪我した時は休んだ方がいい。でも休んだら自分のポジションがなくなる。だから怪我をちゃんと管理しないまま、どんどん自分のパフォーマンスが下がっていってしまうことがある。特にサッカーや野球のようなチームスポーツだと、万全の状態じゃないとチーム全体に迷惑がかかってしまうため、調子が悪い時は出場にストップがかかる。

 その点、プロレスは個人競技。多少怪我をしても体が動くなら、テーピングしてでも出ていくもの。言い方を換えると、怪我を騙し騙しリングに上がっても、自分以外に誰もストップをかけてくれる人がいないんだ。

 だいたいリング上での評価が上がっていく時というのは自分でも無理してるんだよ。

 だからどこかで怪我をする。

 その無理を、現役中のどこかで点検して修理する必要があった。

 俺にとって、そんな時期は1998年に訪れた。35歳の時だった。

普通なら下半身不随の状態のなかで

 1998年9月、念願のIWGPヘビー級のベルトを初めて手に入れて、何も怖いものがないぐらいの自信に満ちていた。ところがその後のシリーズの開幕戦で最初の受け身を取ったら、今までに経験したことのない痺れが全身を襲った。そして、その恐怖心を隠したまま連戦を続けた。その結果、シリーズ前半の名古屋での試合後にタイツを脱ごうとしたら、小便を漏らしてしまった。四肢麻痺を起こしていた。自分の体を自分でコントロールできない。

 こりゃマズイと思って、その後の試合を欠場することにした。

 原因は、慢性的な頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアの悪化だった。

 激しい試合を繰り返して、いつのまにか首にダメージが溜まっていた。

 脊椎の中には輪っかのような骨があって、普段はクッションの役目を果たしているが、その骨が潰れてしまって椎間板が炎症を起こしている状態。つまりヘルニア。

 検査をしてみたら、頸椎の変形と椎間板の3ヶ所にひどい炎症が見られ、医者の見立てによると、普通ならもう下半身不随の状態だったようだ。

 欠場や休場レベルの状況ではなく、即手術の廃業勧告だ。

 それでも、リングに戻ることが頭から離れず、レスラーを続けるため、本当に世界中のあらゆる治療法を探した。

 マサ(斎藤)さんに紹介されて、NFLミネソタ・バイキングスのドクターにも診てもらった。

「プロレスどうこうじゃない。今すぐ手術しないと日常生活すらできなくなる」

 どの医師からもそう言われたけど、首を縦に振ることはできなかった。

 理由は、「頸椎の手術=引退」でしかないからだ。

 マルティーナも心配してくれて、ドイツの治療法を調べてくれた。今度はドイツのキールに行った。何か新しい治療法があると調べて飛んで行ったけど、「失敗事例もあって、もうできない」との答え。まさに天を仰ぐような気持ちだった。

 そんな時、ヒロ(斎藤)さんから電話をもらった。

「騙されたと思って、岐阜の先生のとこに行ってみなよ」

 岐阜にある治療院は整体の治療院で、すごく評判がいいらしい。

 俺はそれまで整体治療が嫌いだった。新人の頃、首を怪我した時に、整体で悪化したことがあって、それ以降は避けていたんだ。でも他にもう治療法が見当たらない。期待と不安が入り交じるなか岐阜へ行き、千秀堂の坂井(教仁)先生という治療師に会うことになった。

「アメリカとドイツで撮ったMRIの写真を持ってきたから、それを見て、できるかできないかだけ言ってくれないか?」

「大丈夫、僕が絶対に治しますから。今日も神社に行って、お祈りしてきましたから」

「えっ、神頼みじゃダメだろ。坂井先生に任せて一歩でも間違ったら、俺は壊れて終

わりなんだよ」

 そんなやりとりを最初にしたのを覚えている。正直なところ、俺はもう車椅子の生活を予期するような首に手を加えること自体が、危険な状態だったから運を天に任せる気持ちだった。

 治療はというと、最初の2.3時間は、とにかく指で優しく患部をほぐしてくれる。頸椎の骨の間に指を当てて、骨の間隔を空けていく。一般的な矯正治療に比べ、受けている側は何をしているのかよく分からないくらいソフトに揉んでいる。でもこっちはビリビリ痺れを感じる本当にキツイ治療だった。朝に2時間、夜に2時間。夜寝る前に、また2時間。治療を続けてくれた。周りの筋肉も痛くて硬直してる状態で、その緊張を緩和させる治療でもあった。一週間岐阜に泊まって、一度東京に戻って、また岐阜へ。タクシーに乗っていると道の段差で、体が痺れる状態が続いた。

 でも一カ月くらいすると、驚いたことにだんだん痺れがなくなってきた。

 ギブアップしてしまった9月の名古屋大会後は家の階段を下りることも困難だったのに、階段の昇降も少しずつできるようになっていった。

 明るい気持ちが蘇ってきた。ようやく俺にも一筋の光が差し込んできた。

弱点と向き合うことで新たな活路が開かれる

 首の不安が消えていくと、リングへの復帰も具体的に考えられるようになった。

 会社側からの依頼もあって、翌1999年2月、札幌のビッグマッチで五ヶ月ぶりに復帰戦を飾った。そこからまた十年間ほど、何とか現役を続けられた。思いもよらぬ形で仕事を休んだが、不安要素を取り除くことの大切さを痛感した。さらに、首の怪我が回復にむかうに従って、頭に浮かんできたことがあった。

 それはプロレスだけが人生じゃないかもしれないということだった。

 今後の自分の人生について考える時間が増えたんだ。怪我の治療について、本当に妻は献身的に尽くしてくれた。ここまでは俺の好きなことだけやってきたから、勝手の分からない日本でマルティーナの苦労を知っているし、俺が責任を持って面倒を見ると。これからは彼女のやりたいことにも協力しなければ、なんてことも自然と考えられるようになった。

 首の怪我とは治療を続けながら付き合ってきた。治療、試合、治療……と全てがリングに向けた生活に変わっていた。そして、その怪我と逃げずに向き合うことを選んだ。

 自分にとっての弱点と向き合うこと、目の前の不安をひとつひとつ消すことは、新しい自分を発見する扉を開けることなのかもしれない。

 そう考えるだけで、人生ってのは、もっと前向きに生きられるような気がする。

※本記事は書籍『生涯現役という生き方』(KADOKAWA/蝶野正洋:第6章:体のメンテナンスも仕事のうち)からの転載です。掲載内容は発行日(2016年6月24日)当時のものです。

<第8回「蝶野正洋、黒ファッションの発案者は?」は6月11日に掲載>

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