3100万人いるノンデスクワーカーの働き方をスマートに。カミナシが挑む現場の働き方改革 - PR TIMES
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コロナ禍によって、世の中のデジタル化は一気に加速しました。
しかし、まだまだデジタル化が進んでいない現場があることを知っていますか?
今でも日々、数百枚の紙を使って仕事をしている人たちがいます。そしてそれをチェックして集計する人もいます。
僕たちはそんな人たちの働き方を変えるために、2020年6月29日に現場管理アプリ「カミナシ」を正式にリリースしました。
今回は、この「カミナシ」がなぜ生まれたのか、そしてカミナシが実現したいことをお話しします。
起業の原点は食品工場時代の経験
カミナシのプロダクトの原点は、僕の原体験です。
新卒で入社した企業に数年間勤めた後、父が経営していた航空会社のアウトソーシングを担う会社に入社。そこでは、空港のチェックインや貨物搭載、リムジンバスのポーター、ホテルの客室清掃…といった仕事を経験してきました。そこで見たもの、感じたことが創業の原点になっています。
機内食を製造する工場を立ち上げたときのことです。それまで食品に関する知識がまったくなかった僕は、必死で工場を立ち上げたものの、その後に業界の慣例と非効率さに苦労することになります。
それは「膨大な紙の量」。
食品製造では、衛生上の記録を徹底するため、1日50枚もの帳票を管理しています。
行にすると400行くらいの記録を一行ずつチェックして判子を押し、さらに品質管理の担当者がチェックをして判子を押す。このダブルチェックが管理上欠かせないのです。
さらに人手不足も相まって、工場のスタッフはほぼ9割が外国人という状態。
目をつむると外国語しか聞こえない状況で、仕事の話をしているのか私語をしているのかもわからない環境でした。
そんな中でも、彼らには帳票に記入をしてもらわなければなりません。
日本語で記録してもらうにしても、字の書き方も僕たちとは違うし、意思疎通がうまくいかず記入の抜け漏れも多発。本社に提出した書類に、修正箇所を指摘する付箋がいっぱい貼られた状態で戻ってくることは日常茶飯事でした。
それを管理職の僕たちが、業務終了後の夜の11時くらいから1枚1枚チェックしていく日々…。
僕自身も非効率さを感じながら仕事をしていたときに、若手の部下から言われた一言が僕に突き刺さりました。
「ひたすら紙をチェックするだけの仕事をするために社会人になったわけではない。こんな仕事が続くのなら辞めたい」
希望と期待をもって入社してきた若手社員が、他人の間違えた箇所を書き直す仕事を毎日1時間もやらなければいけない状況は何とか変えなくてはいけない。
そう強く思ったのです。
その経験が、今でも「カミナシ」の思想に大きな影響を与えています。
▲食品工場勤務時代。改善提案をした社員への表彰時にスタッフ全員で撮影
日本の就業人口の約半数はノンデスクワーカー
デジタル化が叫ばれはじめて、かれこれ20年あまり。
僕自身もそれなりに世の中は進んでいると思っていました。
でも、実際にデジタル化が進んでいたのは、ホワイトカラーと呼ばれるデスクワーカーの現場だけ。ブルーカラーであるノンデスクワーカーの現場は、20年前からほぼ進化していないのです。
そんなノンデスクワーカーが日本にどのくらい存在しているか知っていますか?
▲独立行政法人労働政策研究・研修機構「職業別就業者数」より当社算出
実は、日本の就業人口の約半数はノンデスクワーカーです。
仕事場にPCがない場合も多く、あったとしても一人一台ではありません。つまり、IT化によるメリットを享受できない環境といえます。それゆえに、いまだに紙の帳票が当たり前のように存在しているのです。
なぜ紙がなくならないのか?
理由は3つあると考えています。
①紙が一番手軽だから
紙は誰でも使えます。実はその手軽さがペーパーレス化を阻む原因だったりします。
でも、決して現場の皆さんがITリテラシーが低いわけではなく、現場では紙のチェックリストを扱いながら、仕事が終了すれば自身のスマホを普通に扱っているのです。
②仕様が統一しづらい
たとえばペーパーレス化を進めようとした場合、作業者や現場管理責任者、品質管理担当者など多くの人たちのオペレーションを変えることになります。
そして、現場のチェック作業に使う帳票などは法令で書式が決まっているわけではないため、同じ会社でも工場や現場によって書式や仕様がさまざま。
ペーパーレス化を推進したくても、それぞれの書式や仕様を統一するだけでも膨大な時間と労力が発生します。
③簡単に導入できるソフトが存在しない
会社単位でペーパーレス化を推進している企業ももちろんありますが、開発から導入まで時間がかかることや前述の理由から横展開がしづらく、普及がなかなか進まなかったというのが現状です。
「誰でも扱える手軽なソフト」が存在しなかった。
簡単なように見えて、実は万人が使える“程良い”ソフトを作るのはものすごく大変だったりするのです。
サービスの失敗。資金ショートまで残り10ヶ月を目前に最後の挑戦
自身の原体験を受けて、2016年に起業したのが株式会社カミナシ(当時はユリシーズ株式会社。のちに社名変更)です。
当初は食品工場向けの品質管理サービス、つまり特定の業種をターゲットとしたものでした。実際、食品工場の現場では課題を抱えていて、解決したいモチベーションもありました。しかし、2つの理由でうまくいかなかったのです。
1つめは、課題が深すぎたため、当時4人しかいなかった僕たちには到底開発できないプロダクトが必要になったこと。
2つめは、実際にやってみると、ターゲットとした食品製造業者のうち、僕たちが望む費用を支払ってもらえそうな顧客が、想定の10分の1程度しかいなかったことです。
それでも顧客は少しずつ増えていきましたが、大きな成長を見込める状況ではありませんでした。このままでは、目指す世界や規模には到達することができない。さらに、スタートアップである僕らは資金も潤沢ではなく、資金が残り10ヶ月でショートすることが見えていたため、最後の挑戦と捉えて新しいサービス開発を決断しました。
最後の挑戦をするにあたり、決めていたことがあります。
1つめは、ホリゾンタルSaaS(業界・業種関係のない特定の業務で使用できるSaaS)で戦うこと。
初期での失敗を教訓に、市場規模なんて気にする必要がないくらい大きなところで戦おうと考えていました。一方で、「手広くやらずに1つにフォーカスするべき」や「サービスの価値がブレる」など、さまざまな反対意見もありましたが、領域を絞ることは考えませんでした。
2つめは、"課題の質”を下げること。
スタートアップでのサービスづくりではあまり聞かない言葉かもしれません。とにかく、「やさしい課題を手ごろな価格で解くこと」を決めていました。そうすることで、ビジネスとしても私たちが解決できる業種や業界が圧倒的に広がると考えたのです。
300以上の現場と1,000人以上に話を聞き続けて生まれた新しい「カミナシ」
初期のプロダクトから僕やメンバーはとことん現場に足を運びました。
現場の仕事はアウトサイダーが知ろうとしたら、物理的に足を運ぶ必要があるのです。僕自身、起業後の3年間で300以上の現場を見て、1,000人以上の人たちにお話を聞いてきました。
その結果、あらゆる情報やプロダクトのイメージ、具体的な現場のシーンの解像度を高めることができたのです。そして、メンバーとも同じ景色を見て、同じ人の話を聞いて、共通の前提に立って議論するということを約半年やり続けてきました。
そうして、最後の挑戦となるプロダクトづくりを開始してから、およそ5ヶ月。
さまざまな現場で活用できる現場管理アプリ「カミナシ」を生み出すことができました。
プロダクトづくりと同時に、事前申し込みや問い合わせを受け付けたところ、さまざまな業界からの問い合わせをいただくことができ、仮説が正しかったことが証明できたように思います。
さらに嬉しい誤算だったのは、日本を代表するエンタプライズ企業から多くのお問い合わせをいただいたこと。1企業で数百や数千を超えるアカウントでの商談やトライアルが現在も進行しています。
今後のwithコロナの時代においては、ブルーカラーの業界にも必ずデジタル化が進んでいくはずです。
実際に、管理担当者が現場に行くことができないという状況が発生しており、現地に行かずに、どこにいても現場の情報にアクセスできる環境の構築を求める企業からの問い合わせが増えています。
僕たちは、これらの要望も「カミナシ」で解決していけると考えています。
カミナシが実現したい世界
カミナシが実現したい世界は、「現場で働くノンデスクワーカーがムダな作業から開放される世界」です。高い生産性や、やり甲斐ある仕事に従事する時間を増やすこと。
僕自身が実際に現場でやっていたから分かるのですが、優秀な若手ほど現場仕事に見切りをつけて早々に転職したり、モチベーションを失っていきます。しかし、それも当然のこと。
プライベートではスマートフォンで便利な生活を享受している人が、人生の大部分を過ごす仕事場では20年以上前のスタイルで仕事をしなければならない。こんな不条理なことはありません。
こうした“あり得ないズレ”を解消して、21世紀の現代を生きる僕たちが想像できる、新しい現場の働き方を現実のものにしていきたいと考えています。
一緒にカミナシの未来をつくってくれる仲間を募集しています
▲カミナシのメンバーたち
カミナシではこれまで採用をほとんどしてきませんでした。
強いプロダクトと有望な市場が見込めるまでは、人を増やしたくなかったからです。しかし、やっと勝負できる手札が揃いました。
「ノンデスクワーカーの働き方を変える」ことに共感していただける方、“あり得ないズレ”を解消することに関心がある方、ぜひご連絡ください。
10年後に日本を代表するようなプレイヤーになれる人や、ボードメンバーになるような人を募集しています。
僕たち自身が何者でもないように、事業と一緒に成長してトップの人材になる、そんな可能性のあるメンバーに来てもらえたら嬉しいです。
▼募集職種一覧
https://open.talentio.com/1/c/kaminashi/requisitions/1803
※Bosyuからもお気軽にご連絡ください。
https://bosyu.me/b/MlQJIBAPTWw
もっとカミナシを知りたい方に
noteでは、起業から正式版リリースまでをより詳しく書いています。
よければご覧ください。
「負け続けた3年間。最後のチャンスで生まれたカミナシというプロダクト」
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June 30, 2020 at 08:05AM
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